簿記の勉強方法、効果的な第一歩をお教えします
こんにちは! 簿記せんせーのひなたまです。
このブログでは、簿記に関連するいろんなことを、気楽な気持ちで書いていきます。
よろしければ、楽しんでみてやってくださいね。
間違ってませんか? あなたの簿記勉強法の探し方
師走になり、これから正月休みに入られる方々で、簿記を勉強しようと考えられる方もいらっしゃると思います。
でも、どうやって勉強すればいいか分からない、という方も多いのではないでしょうか。
・書籍から独学で勉強する
・通信講座で勉強する
・通学講座の教室で勉強する
勉強方法にはいろいろあって迷ってしまうんですよね。
ここで「効率的な勉強方法は?」と情報を集められるかと思うのですが、簿記せんせーの私から言うと、実はその探し方、間違っています。
資格予備校や出版社が、それぞれの学習法のメリットを宣伝しています。
そして、実際にそれぞれにメリットはあります。同時に、デメリットも。
なので、探すのは効率のいい学習法でなく、「自分に合った勉強法」なのです。
教えます! タイプ別の自分に合った勉強法!
自分に合った勉強法の見つけ方ですが、これは原点に立ち返れると見つけやすいです。
それは、自分がなんのために勉強したいか、という原点です。
今回は次の3つに分けてご紹介しますので、参考になればうれしいです。
・とにかく短期で簿記資格を取りたい
・会計の難関資格の第1ステップにしたい
・実務で使う簿記の知識を深めたい
該当する部分があれば、ぜひご覧下さい。
・とにかく資格を短期で取りたい
短期間で勝負を決めたい方に一番オススメなのが、書籍での独学です。
書籍での独学となると、資格予備校のようなところで勉強するのと内容の違いが気になるところですが、実は大手資格学校の多くは市販と同じ教材を講義の中でも使用しているのです。
なので、しっかりと勉強するならば本からでも十分な内容が勉強できます。
(こんなの簿記せんせーとして、あんまり言っちゃダメですがね!)
試験合格には、あるていどテクニックも必要になってきますが、簿記3級レベルであるなら、「徹底的に覚える」「何度も問題を解く」で充分に合格レベルに達することができます。
実際のところ簿記3級は合格率が高く、失敗することもありますが、きちんと勉強されていればだいたい2度ほどで合格されます。
逆に、「講義を受けているから」と安心されている方が失敗しやすいです。
大切なのは、やり切ること。
まずは本屋さんに行って、簿記のテキストと問題集と過去問の三点セットを眺めてみてください。
行けると思ったら、ぜひ飛びこんでみてください!
独学であればスケジュールも自己調整できますし、短期でも完成可能です。
ただ、ひとりでは勉強できないという方は、通学で学ばれるのもありかと思います。
講師としては、高い講義料を払っていただいているので、プロとして独学以上の合格率を出すようにはしています。(だいたい通常の2倍)
【資格が取れればOKな方:書籍による独学がオススメ】
※ただし、必ずテキスト・問題集・過去問をやり切ってくださいね!
・会計の難関資格の第一ステップにしたい
公認会計士や税理士といった難関資格を取るため、簿記3級にまず挑戦してみようと考える人もいらっしゃるかと思います。
こういう方なら、簿記3級は簡単なステップですから独学でさっくりチャレンジされる方も多いかと思います。
私も独学はありだと思いますし、実際、私自身その方法で進めました。
ですが、ここで簿記せんせー独自の裏技をお教えします。
実は、大手資格予備校だと難関資格の入り口として簿記3級の講座を用意しているところが多いです。
で、そういう予備校はあり得ないぐらい安い簿記3級キャンペーンをやっていたりします。
正直なところ、難関資格になると独学での習得は不可能です。
なので、簿記3級の学習を通じて、さっくりと通信講座や通学講座で資格予備校の雰囲気をつかんでしまうのもありです。
さらに言えば、入り口レベルであるために、日商簿記3級は理論的に誤った処理を行っている部分もあります。
なので、いっそのこと簿記3級を飛び越えて難関資格の講座に挑戦することもありだと思います。
どちらにしろ本格的な講座がオススメです。
そこで、疑問を徹底的に晴らすように心がけていけば、その先の理解もより進んでいきます。
【難関資格の第一ステップにしたい:資格予備校のキャンペーン講座を狙う】
※いっそのこと難関資格の講座に挑戦してしまうのもあり。
(昔見たことあるので、難関講座の体験講座5回分で簿記3級範囲が終わってしまう……なんてのもあったなあ)
・実務で使う簿記の知識を得たい
これは、通学一択です。
日商簿記3級の勉強をやり切ったからといえ、実務の力がメキメキつくということはありません。
実のところ、簿記検定は「検定」なので、実務と離れたものを大量に扱います。
たとえば、現在の会計実務だとパソコンを使いますが、簿記3級の勉強は基本的に紙の帳簿ベースです。
そこで、実務を中心に考える人は、通学講座に通って先生を捕まえて質問しまくりましょう。
で、先生にもいろいろな得意分野があるので、実務の質問ができるか確認しましょう。
(ちなみに私は財務データの分析がメインで経理事務はほどほどです)
そうやって追加の質問を重ねていけば、独学よりも受講料は高くても必ずもとが取れます。
また、先生は会計の道の先輩となるわけですから、今後のキャリアプランのアドバイスなどが聞けるかもしれません。
ぜひ実際の教室に行って面白い先生を見つけてください!
【実務で使う簿記の知識を得たい:通学講座一択】
※加えて、実際に先生と話してみることをオススメします。
※※※
いかがだったでしょうか?
何か役に立つようなことがあったなら、私もうれしいです。
講師としてのレベルアップのため、今後もがんばってお話ししますからね!
なんでもいろいろ聞いたくださいませー!!
簿記会計の能力を高めるため、またブログとかでの情報発信の能力を高めるため、いろんな人とつながりを持ってみようと考えてみました。よろしくお願いいたします!
— ひなたま簿記せんせー@はてブ (@hinatamaboki) 2016年11月28日